ちょっと古いが今でも超オススメのおもしろ本(2)
(1)の続きです。
マイケル・バー=ゾウハー
イスラエルのスパイスリラーの名手バー=ゾウハー。
独特な緊張感をもったその作風がたまらなくいい。
KGB上層部に潜ったCIAの二重スパイ「パンドラ」。
それを守るための大胆な謀略。
その鍵をにぎる文書を手にしたフランス人女子学生の逃避行。
主人公と彼女の恋愛サスペンスとしても楽しめる傑作「パンドラ抹殺文書」(早川)。
他には、処女作「過去からの狙撃者」、「エニグマ奇襲指令」、「ファントム謀略ルート」、「復讐のダブル・クロス」(以上早川)がオススメ。
ルシアン・ネイハム
処女作「シャドー81」(新潮)のみで筆を折ったネイハムは、冒険小説界最高の一発屋といわれている。
ロサンゼルス国際空港を飛び立ったジャンボが乗っ取りを通告された。
犯人は機内にいない、ジャンボの背後の死角で決して姿を見せない戦闘機にいる。
米政府、軍、FBIを手玉にとるハイジャックものの最高傑作。
長く読み継がれる、時代を越えた一級のエンタメ作品。
ジェフリー・アーチャー
シリアスな暗殺もの謀略小説「新版大統領に知らせますか?」(新潮)。
タイムリミット・サスペンスの醍醐味を味わえる作品。
「ロシア皇帝の密約」(新潮)こそ最高という人も少なくない。
謎を秘めた皇帝のイコンを持ってヨーロッパ中をKGBから逃げまわる主人公。
すこぶるおもしろいスケールの大きい巻き込まれ型の謀略小説。
デビュー作の痛快な犯罪サスペンス「百万ドルをとり返せ」(新潮)もオススメ。
アイラ・レヴィン
南米に隠れ住むナチ残党が以後2年間に65才の男94人の殺害を命じられた。
その意図はなにか?
ミステリー的な前半から後半は巨大な陰謀を阻止するサスペンスへ。
「ブラジルから来た少年」(早川)は、ブラジル、スウェーデン、ドイツ、アメリカにまたがるスケールの大きな作品で1979年に映画化されている。
レヴィンは「ローズマリーの赤ちゃん」でその名を決定づけた鬼才。
トマス・ハリス
パレスチナ・ゲリラの女性がベトナム帰りの元パイロット(今は飛行船の操縦をしている)の協力を得て、スーパーボウル会場の爆破を計画。
会場上空の宣伝用飛行船から、来賓の大統領もろとも8万人の観客を殺害する計画だ。
イスラエル秘密諜報機関モサドの少佐がFBIの協力を得て首謀者を追う。
手に汗握る完成度の高いこの一級品「ブラックサンデー」(新潮)は1977年に映画化されている。
トマス・ハリスは「羊たちの沈黙」の作者。
スティーヴン・レザー
気まぐれで手にした「チャイナマン」(新潮)。
はじまりの爆弾テロからすぐに引き込まれて一気読みしてしまった。
ロンドン市内で爆弾テロに巻き込まれて死んだ長い黒髪の娘。
愛する家族を失った中華料理屋の親父は、たった一人で復讐することを誓った。
じわじわと大物犯人に迫ってゆくこの風采のあがらない中国人・・・実は元ヴェトコンの優秀なゲリラ兵だった。
Popularity: 6 %
by harry 














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