映画「東京オリンピック」
昨日、BS2の衛星映画劇場で、名匠市川崑監督S40年作品「東京オリンピック」を視た。当時、これは記録映画なのか芸術作品なのかと色々と話題になったらしい。確かに通常イメージするスポーツ記録とはまるで違う。2000mmの望遠レンズを使ったドアップ映像が満載で、選手の緊張の息づかいが聞こえてくるような映画である。
映像と音と人の顔
アフレコで入れた音も見事である。聖火を着火したときの炎の音、グランドの土を蹴るスパイクの音など、観客の音を大変小さく扱っているのでその音効果は抜群である。
当時の風景も興味深い。聖火が通る風景、街並み。自転車競技のコースとなった八王子付近、みているオバサン達はかすりのモンペに割烹着すがた。マラソンの沿道で応援している老若男女。
一見して今より経済水準が低いのは明らかだが、とにかく皆いい顔をしている。このS39年(1964年)の人たちと現在の東京の人は同じ日本人なのか。今よりずっと貧しいが、何かしら礼節とも言うべき品があり、とにかく皆表情がいい。
有名なマラソンシーン
2時間以上の大作の最後はマラソン。前回のローマ大会で裸足で優勝したエチオピアのアベベが淡々と走って世界新で二連覇。次に国立競技場へ入ってきたのは日本の円谷幸吉。すぐ後ろに世界記録保持者イギリスのヒートリーが続く。例の有名なシーンである。
人々と時代
芸術作品としても見事だが、当時の人や時代を感じ取れるのが、大変貴重である。念のために言うと、人とは日本人だけではなく、外国の選手や応援者も何か現代と違った味がある。とにかくこの映画を観てみることを勧めます。ただし、TVのスポーツ特集などと同様の競技映像を期待する人は、あてが外れます。
参考文献
http://ishidahitoshi.cocolog-nifty.com/2610/2008/07/post_21a5.html
Popularity: 4 %
by harry 









コメントはまだありません。